Pips Beggar v1.02

FXのEA1372番『Pips Beggar v1.02』を検証評価した結果

作者『大脇正彦』さんのEA『Pips Beggar v1.02』を検証評価した結果をご紹介します。

総合評価採点→86点?/(100点満点中)

■検証評価コメント:

『Pips Beggar v1.02』は、評価がちょっと難しいEAです。

Pips Beggarが登場した当初から注目し、自分でもリアルトレードで使ってきましたが、何度も不具合修正が入りバージョンアップしてきました。

そして、その度に段々びみょうな感じになってしまいました。

特に今回のバージョンは、評価が難しいです。

まず、Pips Beggarはどの通貨ペアでもプロフィットファクタがかなり高く、最大ドローダウンも低くてとても良いのですが、今回のバージョンアップ版の問題は、トレード回数の少なさです。

それを補うために複数通貨ペアで同時稼働して、トレード回数を増やしたいのは分かるのですが、問題はあまりにもエントリーポイントが少なすぎて、カーブフィッティング(最適化しすぎ)になってしまうことです。

つまり、バックテストやフォワードテストの結果に特化しすぎて、偶然性が強くなってしまい、リアルトレードとの相関性が低くなってしまうことです。

私の基準としては、最低でも10年間で1000回以上(1年間で100回以上)ないとダメだと思っています。

(※少ないエントリーポイントで固め打ちして多く見せているEAもダメ)

そしてもう一つの問題も残ったままです。

以前のバージョンからですが、

為替市場の開場時刻付近(ヨーロッパ時間の0時付近)でスキャルピング(日本時間の朝スキャ)を行うロジックですので、ただでさえスリップや約定エラー、スプレッドの拡大が影響する上に、

細かいpipsを獲りに行くロジックですので、なかなかテストとリアルトレードとの相関性を取りにくいのです。

詳しくは、Pips Beggar旧バージョンの検証評価ページをご覧ください。

■個別項目評価採点:

プロフィットファクタ:20点/(20点満点中)

最大ドローダウン:20点/(20点満点中)

1年間の取引数:3~7点/(20点満点中)

資産グラフがキレイな右肩上がり:19点/(20点満点中)

売りと買いのトレード数のバランス:9点/(10点満点中)

トレード手法の安全性:8点/(10点満点中)

それでは実際に、EA『Pips Beggar v1.02』の過去10年間以上のバックテストの結果を見ていきましょう。

下図のストラテジーテスターレポートをご覧ください。

 

FXのEA1372番Pips Beggar v1.02のストラテジーテスターレポート

 

・プロフィットファクタ:2.37~4.00

・最大ドローダウン:0.17%~0.44%(資金3000ドル約30万円、ロット0.01の場合)

・1年間の取引数:約36回~77回

・使用通貨ペア:
ゲムフォレックスの場合→CHF/JPY,EUR/CHF,USD/CHF
その他のブローカーの場合→AUDCHF,AUDJPY,CHFJPY,EURAUD,EURCHF,EURGBP,EURJPY,EURUSD,GBPJPY,GBPUSD,USDCHF

・使用時間足:全時間軸対応

 

(↓以下は作者「大脇正彦」さんの説明です↓)

当自動売買ソフトウェアは、ボラティリティが低い時間帯を狙って、少ないPipsを繰り返し拾っていくスタイルでトレードします。
一気に数十Pipsを獲得することは期待できませんが、その分、リスクも限定されます。

リスクをさらに小さくするため、複数の通貨ペアでEAを立ち上げることを推奨します。

尚、当EAは、いわゆるナンピンは行わず、1通貨ペアあたり、同時に複数のポジションを保持することはありません。

【バージョンアップ情報(Pips Beggar→Pips Beggar v1.01)】

皆様にご利用いただいておりました「Pips Beggar」が、この度、「Pips Beggar v1.01」として生まれ変わることになりました。
変更点は、下記の通りです。

・従来、トレード終了後のポジション整理の時間が1分(1:59:00-1:59:59)でしたが、大幅に延長しました。(1:59:00-23:59:59)この変更により、2:00を過ぎても延々とポジションを持ち続ける現象が、ほぼ回避されます。

・注文時の許容スリッページをパラメータ(slippage)で設定できるようにしました。

・トレード開始時刻を0:05から 0:10に変更しました。この変更は、デモトレードにのみ影響します。

【バージョンアップ情報(Pips Beggar v1.01→Pips Beggar v1.02)】

Pips Beggar v1.01には、約定拒否された後に、MT4のサーバーに多大な負荷をかけ、ひいては、不利約定につながるロジックが含まれていたため、その点を改善いたしました。

具体的な修正内容は、下記の通りです。

旧バージョン(Pips Beggar v1.01)
約定拒否された後、0.1秒待機し、注文をリトライ(再試行)する。

新規バージョン(Pips Beggar v1.02)
約定拒否された後は1秒待機し、次の注文機会を待つ。

今回の修正により、トレード回数は若干減る可能性がありますが、slippage(パラメータ)を超える不利約定はほとんど発生しなくなります。

基本的なロジックに変更はございません。

尚、本バージョンから、ゲムトレード以外のブローカーに、正式に対応しました。

(↑以上が作者さんの説明です↑)

 

ということで、『Pips Beggar v1.02』は悪いEAではないのですが、評価がちょっと難しいEAです。

バックテスト・フォワードテストに対して、リアルトレードとの相関性はあまり期待しすぎないほうが良いです。

Pips Beggar v1.02

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