作者『murahitsu』さんのEA『OvalforCats-USDJPY-H1』を検証評価した結果をご紹介します。
EAの総合評価採点→73点／（100点満点中）
EAの検証評価コメント：
『OvalforCats-USDJPY-H1』は良いEAだと思います。
プロフィットファクタは1.26ということで、合格ラインには少し届きませんでしたが、
トレンドフォロー・ブレイクアウト型EAで、利益が乗るタイプでしたら問題ありません。
この『OvalforCats-USDJPY-H1』も、トータル利益がなかなか良いですので、プロフィットファクタの低さはそこまで気にしなくていいです。
ただし、最大ドローダウンとしては4.75％：149.37ドルということでやや高めですので、小資金の方はロットが上げづらいです。
リスクを少し取って利益を狙いに行っている感じのEAです。もしくは、長期テストの前半部分が足を引っ張っている感じです。
資産推移のグラフですが、
長期のパッと見では右肩上がりで良いです。
ブレイクアウト型EAですので、勝率は高くなく、中期・短期の波はちょっとありますので、理解した上で根気よく使う必要があります。
また、この『OvalforCats-USDJPY-H1』は近年の地合いに合わせて作られたように感じる資産推移で、長期テストの内、前半は長いこと低迷しています。
本当の長い長期運用では、それが今後のリスク要素となるかもしれません。
それと、このEAのパラメータ設計は個人的に好みではありません。MaxSpreadの項目が無いですので、不安は残ります。
EAの個別項目評価採点：
プロフィットファクタ：5点／（20点満点中）
最大ドローダウン：15点／（20点満点中）
1年間の取引数：20点／（20点満点中）
資産グラフがキレイな右肩上がり：15点／（20点満点中）
売りと買いのトレード数のバランス：10点／（10点満点中）
トレード手法の安全性：8点／（10点満点中）
それでは実際に、ＥＡ『OvalforCats-USDJPY-H1』の過去10年間以上のバックテストの結果を見ていきましょう。
下図のストラテジーテスターレポートをご覧ください。
EAのバックテストデータ：
・プロフィットファクタ：1.26
・最大ドローダウン：4.75％：149.37ドル（初期資金3000ドル約30万円、ロット0.01の場合）
・勝率：49.50％
・1通貨ペア当たりの1年間の平均取引数：約280回
・1通貨ペア当たりの1年間の平均損益額：約10124円（ロット0.01の場合）
・対応通貨ペア：USD/JPY
・チャートの使用時間軸：1時間足
（↓以下は作者「murahitsu」さんの説明です↓）
このEA「OvalforCats-USDJPY-H1」は、ブレイクアウトのロジックとなり、
日本時間の朝に過去5営業日毎・日本時間終了後に当日の高安値にストップオーダーを入れ、深夜までにテイクプロフィットorストップロスor建値or時間設定にてクローズするデイトレードタイプとなります。
【バックテスト】
https://202304022321058010401.onamaeweb.jp/BT/OvalforCats-USDJPY-H1-v1.2-GF-10y20StrategyTester.htm
2013/1～2023/3の10年間にてリカバリーファクター9.5、リスクリワード1.45、勝率47％の比較的損小利大なEAです。
（↑以上が作者さんの説明です↑）
ということで、『OvalforCats-USDJPY-H1』は近年の地合いに合わせて作られた良いEAだと思うのですが、
本当の長いスパンで見た場合は、リスクも感じます。
また、パラメータにMaxSpreadが無いEAは個人的に好まないので、ポートフォリオの候補からは外れると思います。
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