作者『三和瑞明』さんのEA『夢トレンド USDJPY H1』を検証評価した結果をご紹介します。
総合評価採点→44点/(100点満点中)
検証評価コメント:
この『夢トレンド USDJPY H1』は良いEAではありません。
勝率が低すぎるので、プロフィットファクタも利益も上がりません。
株でもFXでも、勝率そのものは気にしなくても良いのですが(高すぎてもコツコツドカンなのでNG)、ここまで低すぎるとさすがに利益額全体も伸びません。
資産グラフを見ても一目瞭然ですが、これでは安定的な資産運用ができません。
例えば、リズムよく中期的に上げ下げを繰り返すようであれば、『不調期回避戦略』も使えるのですが、リズムが無く不調期が長く続いていますので、こういうEAは使いづらいです。
プロフィットファクタが1.0前後のものは、ロジックの優位性が全くありません。
ハッキリとマイナスが大きいロジックなら、売りと買いを逆にすれば良いのですが、こういう中途半端なEAは、ロジックに意味がないのです。
そのわりに取引回数がかなり多いです。
こういうEAを見ると、作者さんが意図的に、「ユーザーはバックテストなんてどうせしないだろう」と、報酬稼ぎにやっているように見えてしかたがありません。
もし自分がEA作者でしたら、申し訳なくてこういうEAは世に出せません。最低でもプロフィットファクタが1.30以上ないと、安定的に運用できないのは分かっているはずなのに・・・
あんまりそういうことは言いたくないのですが、知らないで短期のフォワードの結果だけ見て使ってしまう人がいるとかわいそうなので、あえて言わせていただきました。
個別項目評価採点↓
プロフィットファクタ:1点/(20点満点中)
最大ドローダウン:10点/(20点満点中)
1年間の取引数:20点/(20点満点中)
資産グラフがキレイな右肩上がり:1点/(20点満点中)
売りと買いのトレード数のバランス:10点/(10点満点中)
トレード手法の安全性:2点/(10点満点中)
それでは実際に、EA『夢トレンド USDJPY H1』の過去10年間以上のバックテストの結果を見ていきましょう。
下図のストラテジーテスターレポートをご覧ください。
・プロフィットファクタ:1.03
・最大ドローダウン:9.21%(資金30万円、ロット0.01の場合)
・1年間の取引数:約540回
・使用通貨ペア:USD/JPY
・使用時間足:1時間足
(↓以下は作者「三和瑞明」さんの説明です↓)
トレンドフォロータイプのEAです。
ポジションは一つしか持ちません。
ポジション形成時にストップロスが設定されます。もし、ポジション保有中にEAやVPSが異常停止してもストップロス以上の損失は出ない安全な設計となっています。
ポジションクローズは、殆どの場合、成り行きクローズとなります。相場が急変すればストップロスに掛かることもあります。
1時間足という比較的長めの時間軸で運用するのは、ほったらかし運用を可能にするためです。雇用統計だろうがFOMCだろうが稼働したままで大丈夫です。
相場がポジション方向に伸びている間は、どこまでも相場についていきます。1トレードで100pips以上獲得することはよくあります。
損小利大を徹底しているため、相場の方向性がないと、小さな損切りの繰り返しになることがありますが、トータルでは損益がプラスになります。
損益が伸びない期間ができることがありますが、長い目(半年単位ぐらい)で見ればプラスになりますので、時には我慢も必要です。
資金効率が優れており、バックテストでは、固定ロットでありながら2年間で資金が2倍以上になっています。
1000通貨なら証拠金1万円で運用可能です。
大ロットでスキャルピングをするより資金の安全性が高く、資金の少ない方に向いています。
資金の多い方は、ポートフォリオの一つにして頂ければ良いと思います。
トレードロジックはパラメーター最適化を行っていません。
他の通貨ペア・時間軸での運用も行えます。但し、週マタギのポジションを持たないのは1時間足以下での運用に限られます。
(↑以上が作者さんの説明です↑)
ということで、もともとトレード回数がすごく多いわけですから、もう少し選別してエントリーすれば勝率もプロフィットファクタも上がるはずですので、もったいないEAでした。
現状では、私は使えないEAです。
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