作者『Gold Man Cat』さんのEA『Marduk GBPUSD v1』を検証評価した結果をご紹介します。
総合評価採点→61点／（100点満点中）
■検証評価コメント：
『Marduk GBPUSD v1』は、残念ながら良いＥＡではないようです。
まずプロフィットファクタが1.16ということで、低すぎます。
最大ドローダウンは2.51％ですので、これは問題ないのですが、資産推移グラフの波がかなり荒いです。
10年間の総取引回数が5000回くらいですのでかなり多い方ですが、普通ならそこまで多いとグラフの形状も滑らかになるのですが、この『Marduk GBPUSD v1』はそうとう荒いです。
例えば、プロフィットファクタが1.30以上でしたら、大きなドローダウンや波の底付近で回し始めて『不調期回避戦略』を使えるのですが、この『Marduk GBPUSD v1』はプロフィットファクタが低すぎるので不調期回避戦略を使うのも怖いです。
そうなってしまうと、このＥＡはなかなか活用法が見いだせないと思います。
■個別項目評価採点↓
プロフィットファクタ：3点／（20点満点中）
最大ドローダウン：18点／（20点満点中）
1年間の取引数：20点／（20点満点中）
資産グラフがキレイな右肩上がり：5点／（20点満点中）
売りと買いのトレード数のバランス：10点／（10点満点中）
トレード手法の安全性：5点／（10点満点中）
それでは実際に、ＥＡ『Marduk GBPUSD v1』の過去10年間以上のバックテストの結果を見ていきましょう。
下図のストラテジーテスターレポートをご覧ください。
・プロフィットファクタ：1.16
・最大ドローダウン：2.51％（資金3000ドル約30万円、ロット0.01の場合）
・1年間の取引数：約490回
・使用通貨ペア：GBP/USD
・使用時間足：5分足
（↓以下は作者「Gold Man Cat」さんの説明です↓）
長期運用でコツコツと利益積み上げを目指したＥＡです。
スキャルピングの基本テクニックでトレード。
長期順張りで短期のリバウンド狙いでスキャル。
ポジションは翌週に持ち越さない安心設計。
（↑以上が作者さんの説明です↑）
ということで、残念ながら『Marduk GBPUSD v1』は使えないＥＡとなってしまいました。
総取引回数がこれだけ多いわけですので、もっとフィルタをかけてプロフィットファクタを上げれば、良いＥＡになったのではないかと思います。
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