作者『TryStar』さんのEA『advanced_SCAL_USDJPY_M5』を検証評価した結果をご紹介します。
総合評価採点→60点/(100点満点中)
■検証評価コメント:
『advanced_SCAL_USDJPY_M5』は、トータルの純利益だけ見ると、一見とても良いEAに見えますが、注意が必要です。
まず、プロフィットファクタが1.32ということで合格ラインぎりぎりです。
最大ドローダウンが大きめで、資産グラフの推移もちょっと不安定です。
トータルの利益額が大きいのに、なぜそうなるのか?
利益額を押し上げているのは、取引回数の多さです。
12年間で15000回以上、1年間あたり1300回以上ですので、かなりの多さです。
これが「エントリーポイントの多さ」ならまだいいのですが、売買履歴を見てみると、かなり固め打ち的なエントリーに見えます。
多くの場合、同時保有ポジション数は10ポジションのようです。少ない時でも4ポジションなど、とにかく同時保有ポジション数が多いEAです。
そして、多くの保有ポジションを同時に決済するために、最大ドローダウンがかなり大きめになります。
下図のバックテストの資産グラフは、12年間の長期で、取引回数が15000回以上もありますが、普通だとそれだけ多くなると横軸が圧縮されますので、グラフはかなり滑らかに見えるものです。
ですが『advanced_SCAL_USDJPY_M5』のグラフは、取引回数が15000回以上もあるにもかかわらず、荒れて見えます。
これですと、中期短期でみたらものすごく波が大きくなってしまいます。
最小ロットで回しても、同時に10ポジション損切りしたら、ドローダウンがかなり大きくなるのは避けられません。
ですので特に小資金の方は、回しっぱなしにされないで、不調期回避戦略で運用していくのが良いと思います。
■個別項目評価採点:
プロフィットファクタ:6点/(20点満点中)
最大ドローダウン:8点/(20点満点中)
1年間の取引数:20点/(20点満点中)
資産グラフがキレイな右肩上がり:12点/(20点満点中)
売りと買いのトレード数のバランス:8点/(10点満点中)
トレード手法の安全性:6点/(10点満点中)
それでは実際に、EA『advanced_SCAL_USDJPY_M5』の過去10年間以上のバックテストの結果を見ていきましょう。
下図のストラテジーテスターレポートをご覧ください。
・プロフィットファクタ:1.32
・最大ドローダウン:12.59%(資金3000ドル約30万円、ロット0.01の場合)
・1年間の取引数:約1305回
・使用通貨ペア:USD/JPY
・使用時間足:5分足
(↓以下は作者「TryStar」さんの説明です↓)
このEAは実績があり、大きく利益を伸ばします!
取引通貨: USD/JPY
取引スタイル:スキャルピング
取引時間軸:5分足
【概要】
○全体のトレンド方向を複数の指標で判断し、エントリーします。
○2つのロジックにより、複数ポジションを持ち、トレーリングストップにて、大きく利益を狙います。
○安全性、安定性から、日本時間の4:30~9:30にエントリーします。(24時間表記)
※ナンピン、マーチンゲールのロジックは使用しておりません。
(↑以上が作者さんの説明です↑)
ということで、『advanced_SCAL_USDJPY_M5』は一見すると利益がとても多くて良いEAに見えるのですが、同時保有ポジション数が多いことが要因になっています。
同時に損切りする数も多いですので、最大ドローダウンも大きくなります。
特に小資金の方は、不調期回避戦略を使い、ロットを安全に運用していくようにされるとよろしいと思います。
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