作者『TryStar』さんのEA『gee_Extra_Scal_EURUSD_M15』を検証評価した結果をご紹介します。
EAの総合評価採点→54点／（100点満点中）
EAの検証評価コメント：
『gee_Extra_Scal_EURUSD_M15』は、相場環境の違いによって波があるため、評価が分かれると思います。
長期で見た場合は、プロフィットファクタが1.13ということで合格ラインには届かず。
最大ドローダウンも16.21％・512.77ドルと大きいので、ちょっと使いづらいです。
この長期の数字だけを見た場合は、難しいEAだと感じるわけですが、ここ最近数年間の相場環境に特化したEAという目で見ると、また違ってくると思います。
資産推移のグラフを見ると、長期の全体としては波が大きくEAとしては使いづらく感じますが、直近の数年間では右肩上がりに推移しています。
この相場環境がしばらく続き、そうそう変わることはないと見れば、なかなか魅力的なEAに見えると思います。
ただその好調期でも、グラフの横軸のトレード数が8400回と多いことを考えると、時々見えるドローダウンも、実際のリアルトレードではかなり大きく感じると思います。
EAの特性としてはコツコツドカン型になりますので、負けたときのドローダウンが大きいことをしっかり理解しておき、長期目線で使い続ける必要があります。
あるいは、不調期回避戦略で運用するのも有効ですが、EAの特性的にタイミングはちょっとつかみづらいでしょう。
EAの個別項目評価採点：
プロフィットファクタ：2点／（20点満点中）
最大ドローダウン：4点／（20点満点中）
1年間の取引数：20点／（20点満点中）
資産グラフがキレイな右肩上がり：12点／（20点満点中）
売りと買いのトレード数のバランス：10点／（10点満点中）
トレード手法の安全性：6点／（10点満点中）
それでは実際に、ＥＡ『gee_Extra_Scal_EURUSD_M15』の過去10年間以上のバックテストの結果を見ていきましょう。
下図のストラテジーテスターレポートをご覧ください。
EAのバックテストデータ：
・プロフィットファクタ：1.13
・最大ドローダウン：16.21％：512.77ドル（初期資金3000ドル約30万円、ロット0.01の場合）
・勝率：86.31％
・1年間の平均取引数：約579回
・1年間の平均損益額：約6500円（ロット0.01の場合）
・対応通貨ペア：EUR/USD
・チャートの使用時間軸：15分足
（↓以下は作者「TryStar」さんの説明引用です↓）
「gee_Extra_Scal_EURUSD_M15」は、着実に利益が積み上がりますので、長く運用して下さい。
取引通貨：EUR/USD
取引スタイル：スキャルピング
取引時間足：M15
・EUR/USDのM15のスキャルピングです。
・利益重視のスキャルピングEAです。
・エントリー条件に合えば、終日エントリーします。
・目標利益、または、内部ロジックによるトレーリングストップにて決済します。
・デフォルトの設定では、市場が休日である土曜・日曜に保有ポジションを持ち越さないように、週末（日本時間の土曜日の深夜）に全保有ポジションを決済します。設定を変更すれば、週またぎのトレードも可能です。
※ナンピン、マーチンゲールのロジックは使用しておりません。
（↑以上が作者さんの説明です↑）
ということで、『gee_Extra_Scal_EURUSD_M15』は直近の数年間だけを見るとなかなか良いEAにも見えるのですが、
その好調期でも、ドローダウン時はかなり大きく感じると思います。
そして長期で見た場合は、不調期に入った場合にはかなり厳しい結果になりそうです。
長期運用のためのポートフォリオならば、『gee_Extra_Scal_EURUSD_M15』の採用は見送りになると思います。
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