夏枯れ相場でイライラするトレーダー

「夏枯れ相場」の注意点は3つある(EAも裁量も)

「夏枯れ相場」という言葉が、FXでも株でもあります。

言葉からなんとなくイメージはできると思いますが、

「夏枯れ相場」というのは、夏場に市場参加者が減り、それに比例して取引量も減ることで枯れたような相場になり、値動きの幅(ボラティリティ)が小さくなる相場のことを言います。

つまり、盛り上がらない静かな相場ということです。

だからと言って、ずっと大人しく規則的に小さなレンジが続くわけでもありません。

そこが難しいところで、この「夏枯れ相場」には主に3つの注意点があります。

 

さて、まずなんで夏に市場参加者が減るんでしょうか・・・

「ニッパチ」って聞いたことがあるでしょうか?

これは、2月と8月は多くの商売で売り上げが落ちることから、ビジネス用語として使われることがあります。

寒すぎたり暑すぎたりすれば当然体調も壊しやすいですし、人間の活動量は減りますので、色んな商売の売り上げも落ちるということです。

特に8月は、夏の休暇ということで、世界中で多くの人・企業がお休みを取ります。

日本ではお盆休みがありますし、欧米ではサマーバケーションでヘタすると7月8月と2カ月間もお休みする人もいるらしいです。

となれば、FXでも株でも当然参加者が減りますので、値動きの幅は小さくおとなしい相場になります。

「じゃ~小さなレンジ狙いで上値と下値で逆張りすれば・・・」という人が多くなるわけですが、それが危ないんです。

 

①小さなレンジの中で逆張りを繰り返すのは危険

まず一つ目の注意点は、小さなレンジの中で逆張りを繰り返すことです。

例えば、東京時間というのは欧州時間やニューヨーク時間に比べると、値動きの幅は大人しいですよね。

それを見て、「あ~このレンジの中で逆張りすれば何度も勝てるじゃん」と思って、小さなレンジの上で売り・下で買うとします。

しかし、時刻が変わり欧州時間になったとたんに値幅が大きくなり、トレンドも続き、大損してしまうというパターンがよくあります。

これは「夏枯れ相場」でも同じことが言え、小さなレンジが続いていると思ってエントリーした途端に値動きが大きくなる・・・ということはよくあります。

例えば、時刻や日付でハッキリ差があり簡単に見極めができるのなら誰も苦労しないわけですが、いつ値動きが大きくなるのかは誰にも分かりません。

これは裁量トレードだけでなく、EAでも同じことが言えます。

普段使っているEAが、市場の値動きが小さくなることでエントリー数が減ります。

ポジポジ病も起こりますし、利益も減りますのでイライラして、直近でエントリー数が多く調子が良さそうなEAに飛びついてしまうわけです。

ですがそういうEAは、大人しい相場に合った特性だからそういう結果になっているのであって、そこから値動きが通常に戻った時には、大損をしてしまう場合が多いです。

ということで、まず一つ目の注意点は、エントリーが少ないことにイライラして手かずを増やすのではなく、「待つも相場」という格言の通り、待つことも大切です。

裁量トレードだけでなく、自動売買のEAでも待つことは重要なのです。

 

②EAのMaxSpreadを上げ過ぎるのは危険

「夏枯れ相場」とは「参加者・取引量が減って、値動きの幅が小さく、大人しい相場になること」でしたが、取引量が減ってしまうと、「値飛び」しやすくなります。

例えば、参加者・取引量が多い場合は、各価格帯に指値注文がたくさん入っているので、多少大口の成行注文が入っても値が飛ぶことはあまりないわけですが、

参加者・取引量が少ないと、各価格帯に指値注文があまり入っていないので、大口の成行注文が入って約定した場合は、反対売買をしてくれる人が少ないので、既存の指値分が一気に食われて、現在値が瞬間的に飛ぶように動いてしまうのです。

こういう環境下では、証券会社のシステムが自動で対応し、スプレッドが上がってしまうことになります。

(これは日本時間の早朝でも同じことが言えます)

そうなると、ただでさえ動きの小さい相場でエントリー数が減っているのに、証券会社のスプレッドが上がってEAのパラメータのMaxSpread値を超えることが多くなり、さらにエントリー数が減ってイライラすることになります。

そこで、トレーダーの心理としては、EAのMaxSpread値をドンドン上げてエントリー数を増やしたくなるのです。

これは、もともとEAのMaxSpread値が慎重な設定だった場合は、少しずつ上げて調整してみるのはOKなのですが、損益を考えずとにかくエントリー数が欲しくてMaxSpread値をドンドン上げていくのは危険です。

EA版のポジポジ病と言ってもいいでしょう。

MaxSpread値を上げた分だけ、当然利益は減り、損失は大きくなります。

上げる場合は、バックテストで、MaxSpread値を上げても十分利益が出ることを確認できている範囲で、調整していきましょう。

それ以上に上げるのは危険です。

 

③大口の仕掛けに注意

夏枯れ相場は、参加者・取引量が減っているわけですが、こういう環境下では逆に言えば、大口なら「価格操作しやすい」とも言えます。

自分の注文に対して反対売買してくる量が少ないのですから、通常の相場よりも値を動かしやすくなります。

これが最も起きやすいのが、お正月の三が日の早朝などです。

世界中がお休みモードで、日本なら三が日ということで完全休業に近いでしょう。

さらに、ニューヨーク市場が終わり、オセアニア・アジア市場が始まる前の、日本時間の早朝は、かなり薄商いになります。

そこで大口が仕掛けて、他者の強制ロスカットなども利用し、瞬間的に大きな値動きを起こすことがあります。

この現象を「フラッシュクラッシュ」と呼ぶこともあります。

さらに、こういう時期に例えばイギリスのブレグジット問題が出たり、アメリカ大統領選挙、米中戦争などの大きめの材料が出ると、これも相場が瞬間的に大きく動きやすくなります。

そんな時に、「夏枯れ相場でエントリー数・利益が少ないから」と言って、無理に余計なポジションを取ったりロットを上げてしまうと、大口の仕掛けや材料が出た時に痛い目にあうということです。

 

ということで、以上が「夏枯れ相場」の注意点3つでした。

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