フラッシュクラッシュで損した人

フラッシュクラッシュとは何か?原因と対策

FXや株トレードでの「フラッシュクラッシュ」とは何か?

そして、その原因と対策も解説していきます。

まず、「フラッシュクラッシュ」は直訳すると「瞬間的な衝撃」と言っていいでしょう。

例えば、リーマンショックとかチャイナチョックなども瞬間的な衝撃と言えばそうなのですが、その後もズルズル下げ続けるというように、ショックの影響が残る期間が長いわけです。

いっぽう、ここで言うフラッシュクラッシュは、もっともっと短時間の、超瞬間的な衝撃的な動きのことを言います。

下図は、2019年1月3日(日本時間の朝、ヨーロッパ時間の0時30分あたり)のドル円5分足チャートです。

 

フラッシュクラッシュの瞬間の5分足チャート(ドル円)

 

5分間で4円以上も大暴落し、つぎの5分間で3円ほど戻す大暴騰を起こしています。

こういった超瞬間的な価格崩壊を、フラッシュクラッシュと言います。

フラッシュクラッシュの原因とは?

では、フラッシュクラッシュのような現象が起こってしまう原因は何でしょうか?

ちまたでは、アップルが業績予測を下方修正した「アップルショック」などと言われていますが、本当にそうでしょうか。

私はちょっと違うのではないかと思っています。

もしアップルショックということで、かつてあったITバブル崩壊のようなものであれば、アメリカドル系が軒並み暴落してもよさそうなものですが、クロスドルが全て暴落しているわけではなく、むしろドルが上げているものもあります。

下図をご覧ください。

 

フラッシュクラッシュの日足チャート(クロス円以外の通貨ペア)

ユーロドルなんて、まったく普段どおりの普通の動きですし、ポンドドルなんて逆にドルが上げています。

いっぽう下図のように、アメリカドルとは関係が無い通貨ペアで、しかもクロス円の通貨ぺアは全て大暴落しています。(円が買われて暴騰している)

 

フラッシュクラッシュの日足チャート(主なクロス円)

 

これは何を意味しているのでしょうか。

共通点は、強烈な円買いが行われて、円が暴騰したということです。

「有事の円買い」とよく言われるように、何かのショックが起こった時に普段のポジションが投げ売られたり(円が買い戻されたり)、「相対的な安全資産だから」という理由で円買いが行われたりします。

しかし今回は、クロス円以外ではドルが暴落してないという点が、ちょっと変なんです。

また、アップルのニュースからだいぶ日が経っています。

円が暴騰するようなニュースもありませんでした。

そうなると、やはり円買いを意図的に狙った特定勢力があったように思います。

しかも、お正月の三が日であるということと、ニューヨーク時間と日本時間の狭間で、本来は「参加者・取引量が極端に少なくなるという条件が重なったタイミング」だったからです。

では、誰が何を狙ってフラッシュクラッシュを起こしたのでしょうか?

まず、下図をご覧ください。

 

フラッシュクラッシュの日足チャート(ドル円)

ドル円の日足チャートです。

米中貿易戦争の影響が出始め、のきなみ経済指標や企業の業績予測が下降してきたのを受けて、2018年のクリスマスから株が下げたり、ドル円も落ちてきていました。

しかしながら、アメリカはかつてのサブプライムローン問題があったころのように不動産バブルが激しいわけでもなく、景気は世界の中でも悪くはありませんし、先の見通しも同様です。

そうなると、特にFXの参加者が多い日本人は、ドル円の押し目買いをして、スワップ金利を狙う人が多くなります。

FXの全世界の取引量のうち、日本人はかなりの量を占めている大口ですが、

コツコツ型を好む傾向が強く、「金利の安い円を売って他の通貨を買い、スワップ金利を得る」という投資スタイルを好む人が多いのです。

日足チャートから分かる通り、押し目買いをしたくなる場面です。

また、ズルズル下げてきましたので、あせってナンピンで買い増しをしている方も多かったでしょう。

つまり、円売りのポジションが、ものすごく積み上がっていたわけです。

さらには、ナンピン買いによって証拠金が減っており、

逆行が続いた場合は、強制ロスカットが続発するような脆弱な状況に陥っていたのです。

そこに悪徳ファンドは目を付けるのです。

あるいは、AIのロボットが分析しているかもしれません。

ポジションが積み上がり、証拠金が減っているかどうかなどは、証券会社側で把握できます。

保有ポジションの残を公表している証券会社もありますよね。

先物取引のデータでも分かります。

参考ページ→http://zai.diamond.jp/articles/-/159474

そういった、崩れやすい状況で、大口が仕掛けたらどうなるでしょうか。

例えば今回のように、

クロス円の買い(円売り)ポジションが積み上がって、証拠金も減ってきている・・・

という状況下で、大口が大量に売ってきたら(円買いをしてきたら)・・・

しかも、

値が簡単に動きやすい、相場の取引量が極端に少ない日・時間帯に、瞬間的に大量に仕掛けてきたら・・・

もうお分かりですね。

持っていたポジションは、証拠金が足りずに強制ロスカットされ、その決済トレードによってさらに暴落(円は暴騰)し、また他のトレーダーの保有ポジションが強制ロスカットされさらに暴落(円は暴騰)する・・・

ということが瞬間的に繰り返され、超短時間で大暴落するのです。

そして、保有していたポジションが極限まで解消され、多くのトレーダーが強制ロスカットされつくして暴落が収まったころに、悪徳ファンドは買って拾っていくのです。

特に大きなニュースがあったわけではありませんので、その後に市場では安値買いされ上がっていきます。

5分足でも日足でも見て分かる通り、暴落したあとすぐに切り返して暴騰し、その後も少しずつ上がって長期足での値も戻していきます。

そして悪徳ファンドは大儲け・・・

という構図になるのです。

「日本人を狙ったストップ狩り」と言われることもあります。

 

と、ここまでドラマチックなお話をしてきましたが、実際には、そこまでシナリオ的に動いていないかもしれません。

100%誰かの仕掛けだとは言い切れない部分もあります。

たしかに、米中防衛戦争の悪影響が実体経済に出始め、それを嫌気して市場が全体的に下げていたのは日足チャートからも分かりますし、それが負の連鎖になり、売りが売りを呼び、セリングクライマックス(売りの最高潮)になったという見方もできます。

2008年のリーマンショックの時、私はリアルタイムでチャートを見ていたのですが、とても似た動きだったように思います。

大暴落が起こり、セリングクライマックスを迎え、その後は切り返して暴騰して戻る、という動きです。

ですが、先ほども申し上げた通り、あまりにもタイミングが良すぎる日時に起こりましたので、やはり今回のフラッシュクラッシュは、悪徳ファンドのような特定勢力が仕掛けた「ストップ狩り」のように思います。

サブプライムショックの時も、ありましたからね。

 

フラッシュクラッシュの対策はどうすれば良いのか?

フラッシュクラッシュの対策としては、やはり予防的な慎重なポートフォリオが重要です。

 

■ポジション(EA)の多くをクロス円にしない

■ロットを小さめにする

■証拠金に余裕を持たせる

■市場のポジション残をチェックしておく

■取引量が極端に落ちる日はポジションを外す

 

という当たり前の対策に、結局は行き着きます。

例えば、両建てにしたり、ブレイクアウトのロジックも同時に稼働させたりしてヘッジをかけることも考えられますが、フラッシュクラッシュが起こる場面というのは、実際にはものすごく値動きが激しく、飛んでいくような動きをしますので、

バックテストで良い成績が出ても、現実のリアルトレードではスリップが激しくて約定しないか、約定しても異常なスリップ・スプレッドで大損してしまいます。

同じ理由で、変に損切りしてしまうと、異常にスリップして大損してしまいます。

チャートからも分かる通り、フラッシュクラッシュの特徴としては、その瞬間に大事件のニュースがあったわけではありませんので、値を戻す傾向が強いのです。

ならば、あわてて変に損切りするロジックではなく、ニュースを確認してから判断したほうが良いです。

そしてその判断を、余裕を持ってできるために、ロットを無理せず証拠金を多めにしておくことで、瞬間的な暴落にも強制ロスカットされることなく耐えれて、値を戻すまで待てるわけです。

そのEAが、サブプライムやリーマンショックを含む長期のバックテストで問題が無かったのであれば、フラッシュクラッシュでも耐えられる可能性が高いですので、

あとはクロス円のEAを多用しすぎないで、ロットを無理せず証拠金を多めにしておけば大丈夫ですので、

とにかく欲張ったり焦らないことが重要です。

ユーロ・ドルなど、取引量が多くドッシリした値動きをする通貨ペアを中心に、ポートフォリオを組むと良いです。

もちろん、どのEAもロットを無理せず、証拠金も多めに確保してください。

 

そして、先ほどご紹介した参考ページなど、市場のポジション残を時々チェックしておきましょう。

特に、円売りポジションです。

例えばドル円やポンド円など、クロス円の通貨ペアがズルズル下げている(円買いが進んでいる)割に、円売りのポジションが多く残っているような場合は要注意です。

 

そして、取引量が極端に落ちる日はポジションを持たず(EAならば停止)、保有ポジションがあった場合は事前に手動決済しておくことです。

では、「取引量が極端に落ちる日」とは、どんな日なのか。

日本勢がお休みの日は要注意です。

全ての祝日、お正月の三が日、ゴールデンウィーク、お盆、といったところです。

アメリカ株なんかですと、クリスマスで荒れたりします。

とにかく、市場が開いていて、でも参加者が少なくて、取引量が少ない日時は手薄になり、狙われやすくなります。

そんな時はトレードせず(保有していたポジションは手動決済しておき)、VPSやMT4を再起動してメンテナンスしたり、ポートフォリオを見直す良い機会にしましょう。

 

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